最終更新日 2024年3月22日 by landroverth

新型コロナウイルスの大流行で人々の生活は大きく変わってしまいました。
移動が制限され、大勢で集まるようなことも出来なくなりイベントは軒並み中止です。
渡航も制限されたので海外旅行に行くことも無くなりました。
海外から日本に来る人もいないので、観光地やホテル、旅館は閑散としています。

飲食業もダメージは大きい

コロナによって大きなダメージを受けたのは航空業や観光業だけではありません。
飲食業もダメージは大きく、営業を続けることを断念した人も少なくないのです。
体力のある大企業ならまだいいですが、中小企業や個人経営の人は減給もしくは失業を経験しています。
大学生の中にはバイトで生活費や学費を稼いでいる人も少なくないので、シフトが減ってしまうと困窮してしまいます。
もちろん、国のセーフティーネットはあるかもしれませんが、そこからこぼれ落ちてしまう人は多いのです。
失業して貯金も使い果たしてしまうと家賃も払うことが出来なくなります。
そうなると、ホームレスになってしまいますが、住所不定になると仕事を探すのも困難になるのです。
お金が無くなると食費を削る必要も出てきますが、そうなると体力がなくなり活動する気力も無くなってしまいます。
また、飲食業界が長いと新たな職種に挑戦するのが難しくなります。

新型コロナウイルスで失業した人は10万人を超える

新しい仕事をゼロから覚えるのは大変ですし、未経験だと給料も安くなるのです。
新型コロナウイルスで失業した人が10万人を超えると言われていますので、多くの人の生活に影響を与えていることがわかります。
困窮した人々を支援する動きも広がっていますが、その中には食べ物を提供するものがあります。
コロナがあるので、炊き出しは難しいのでレトルト食品やバナナなどすぐに食べられるものを無償で配っているのです。
そして、それを受け取るために並んでいる人の中には女性や若い人も増えており、貧困の問題が拡大していることがわかります。

ユニセフ他多くのNPO法人が立ち上がっている

募金という形でサポートしたいと考えている人も多くいます。
日本ユニセフ協会はじめ多くのNPO法人が立ち上がっていますが、資金がなければ活動することが出来ません。
募金や協力金で運営が成り立っていることも少なくないのです。
100年以上前にスペイン風邪が世界中で流行したときは収束までに三年かかりました。
ワクチンがない時代に多くの人が死に、集団免疫を獲得するのにそれだけの時間が必要だったことがわかります。
その時と比べて、現代は世界人口が増え人の往来が増えましたので感染拡大があっという間でした。
それでも、マスクや消毒液、ワクチンなど多くのツールを手にすることが出来、また多くの知識を得ることが出来ています。
100年前とは大きな違いであり、人類は大きな進歩を遂げていると言えます。

バブル崩壊後ほどの経済的なダメージはなかった

不幸中の幸いというわけではありませんが、バブル崩壊後ほどの経済的なダメージはありませんでした。
超就職氷河期と言われた時は有効求人倍率が1を切りましたので仕事がなかったのです。
しかし、今は選ばなければ仕事がありますし、業界によっては業績が好調です。
二極化が進んだと言えますが、いずれにしても生活が困難な人がいることに変わりはありません。
夏にはオリンピックがあり、海外から選手や報道関係者がたくさん日本にやってきます。
検査をしたり隔離はするかもしれませんが、それでも感染を100%抑えることは難しいでしょう。
競技を無観客でするのかどうかもまだはっきりしませんが、いずれにしても多くの人が行きかうことは確かです。

人々が必要としているのはお金であり仕事

そのような中で感染がまた広がれば、新型コロナウイルスの収束が遠のいてしまいます。
失業して貧困に直面している人がそこから抜け出すのにさらに時間が必要になってくるのです。
募金をすることで当面の必要を賄うことは出来るかもしれませんが、人々が必要としているのはお金であり仕事であるのです。
安定した仕事を見つけることが出来るなら、安心感を得ることが出来ますし日々の生活を営むことが出来るようになります。
今後大事になってくるのは就職支援になってくると言えます。
また、辛い状況を経験して心が傷つき感情的なサポートが必要な人もいるのです。
そのような人が立ち直るにはさらに時間が必要になってきます。
人によって状況は様々ですが、いざという時のために貯金をしておくことと、家族や友達と良い関係を保っておくことは本当に大事であると言えます。
一人で問題に立ち向かうことは難しく、他の人の助けが必要だからです。

まとめ

困窮している人の中には家族に頼れない人も少なくありません。
事情はわかりませんが、横のつながりは大事なので普段から良い人間関係を構築するように意識をすべきです。
生活保護を申請するのもプライドが許さないかもしれませんが、まずは生活を立て直すことが大事であると言えるでしょう。
仕事が見つかり生活が安定したら生活保護をやめればいいのです。
このような状態はもう少し続くと思われますので辛抱が必要かもしれませんが、あきらめずに頑張ることが大事です。